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〈工芸生〉日本のおせち料理



新年のお祝いをする日、お正月。世界には旧正月や新正月がありベトナムでは旧正月がメインのようですが、日本では新正月にお祝いします。新年を祝って食べるおせち料理には様々な意味合いがあります。ただ食べるだけでなく、どういう意味合いがあり何故お正月に食べられているのかを知れば、さらに楽しく美味しく食べられます。スーパーでも売っている、一般的なものをご紹介していきます!


栗きんとん(くりきんとん)

子供も大人も大好きな栗きんとん。おせちは伝統的なものが多く、子供には向いていない味付けのものなどもありますが、これは甘~いサツマイモ餡に栗を甘く煮て入れたもの。優しい芋の甘さに甘露煮の栗がアクセントになっています。また癖もないので食べやすいです。栗きんとんの「きんとん」を漢字にすると「金団」となり、見た目も金に近い黄色なことから金運アップ、商売運アップの食べ物。また昔から栗は山の幸の代表格としてよくとれたため「勝ち栗」と呼ばれ、勝負運アップの食べ物でもあります。


黒豆(くろまめ)

これも栗きんとん同様子供から大人まで人気のおせち料理、黒豆。甘~く煮た黒豆はスプーンでガツガツ食べたいくらい私は大好きです。そんな黒豆ですが「まめ」という言葉の「丈夫・健康」という意味と、「まめに働く」という語呂合わせから「丈夫に、健康に働けますように」という意味で食べられるようになりました。


紅白かまぼこ(こうはくかまぼこ)

半円型のかまぼこは日の出をイメージしているそうで、特に新年の初日の出はご利益のあることですから、観に行けなかった人も半円型のかまぼこでご利益をいただこうということなのでしょう。また、紅は「めでたさ・喜び」を、白は「神聖」をあらわしているそうです。


紅白なます(こうはくなます)

酸っぱい大根とにんじんの漬物、紅白なます。私の家では漬け汁はお酢と柚子皮の千切りで作られていましたが、地域によって鮭を入れたなますや、長崎では鯨を入れた魚なますが食べられているなど昆布や魚とお酢の場合もあるそうです。こちらも紅白かまぼこ同様、縁起の良い紅白であることから食べられているそうです。


お餅(お雑煮・お汁粉)

お正月にも食べますが、お正月飾りのうちの一つ、鏡餅を食べる鏡開き(1月11日)にも食べます。日本では昔からお餅は神様へのお供物であり、祝事や祭りの日に欠かせないものです。神様にお供えしたお餅をいただいいてご利益をいただきましょう。ベトナムでももち米を使ったバイチェンなどが食べられるようですので、お正月にお餅を食べるのはよくあるようです。しょっぱいお出汁で作るお雑煮と甘~いあんこで作るおしるこ。お好きな方で、また両方食べてもいいかもしれません(お腹がいっぱいになっちゃうから気をつけて!)


このように日本のおせち料理には様々な意味があります。是非召し上がってみてください!!


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