「鍋」が食べたい!~きりたんぽ鍋~
「鍋」といえば、煮物などを作るときに使う調理器具ですが、食卓上でカセットコンロなど使用し調理しながら食べる“鍋料理”のことも「鍋」と言うことを、みなさんご存じですよね?
もしかしたら「今日は鍋を食べよう」と聞いて、「あの鍋をバリバリ食べるの!?」と思ったことがあるかも?
日本では寒くなると鍋を食べることが多くなります。今年はコロナウイルスの影響で難しいかもしれませんが、忘年会などではみんなで「鍋をつつく」こともあります。地域特有の食材を使った「ご当地鍋」と呼ばれるものも多くあり、日本の冬に鍋は欠かせません。そんなご当地鍋から、今回は『きりたんぽ鍋』をご紹介します。
きりたんぽ鍋は秋田県のご当地鍋です。炊いたご飯をすりつぶして木の棒に塗り付けて焼いた「きりたんぽ」を、比内地鶏(ひないじどり)・ごぼう・まいたけ・長ネギ・セリなどを、鶏がらのだしで煮込んだ鍋です。
↑きりたんぽ
米どころ秋田ならではの食材、きりたんぽ。秋になって新米が出回り、比内地鶏に脂がのってくると「たんぽ会」と称した宴会がいたるところで開かれるとか。今年もいいお米ができたね、とみんなで囲む鍋は秋田県のみなさんにとっては何よりのごちそうだそうです。
しっかりとした鶏だしにごぼうときのこのうまみ、焼いたきりたんぽの香ばしさとしゃきしゃきとしたごぼうの歯ごたえ・・・ぜひみなさんにも味わっていただきたいです!